第17回 日本薬物動態学会年会

#レポート2002.12.27

会場:江戸川区総合区民ホール
月日:2002年11月20日(水)~22日(金)

 私自身、今回はじめて日本薬物動態学会に参加しました。質量分析学会などには何度か参加しておりますが、今回の参加者の多さに驚きを覚えるとともに、薬物動態マーケットの大きさ、更なる成長を強く感じました。薬物動態学とは簡単に言うと、薬物を摂取することによる、体内での代謝、尿への排泄など(吸収、分布、代謝、排泄)を取り扱う学問です。

さて、学会の内容としては非常に難しく、勉強不足を再認識致しましたが、日頃営業、販売しております質量分析計や前処理ロボットが、研究者の皆様にとても役立っていることに誇りを感じました。

講演としては、チトクロームと呼ばれるたんぱく質が肝臓での脂質代謝や薬物代謝に大きな役割を果たしていることや、薬物動態関連遺伝子など、薬効や副作用の個人差を与えるSNPなどが非常に多かったことが印象的です。例えば、アルコールが飲める人、飲めない人の違いなどがそのあたりにあるようです。また、遺伝子多型は、タンパク質研究につながることから、弊社でも話題のポストゲノム、プロテオミクス研究とも密接な関わりがあることも感じました。

ポスターセッションでは、質量分析装置を使用したCYP阻害試験法や、固相抽出による生体試料の前処理効率の改善(目的薬物を測定するための除タンパク)など、興味深いものも多くありました。この様な学会に参加すると、全体的な流れや、具体的な顧客の研究、ニーズに答えて行くことがより出来るようになると思います。これからも、遺伝子多型の創薬への活用、PCテクノロジーの進化による、In Silicoの創薬研究への利用などが今後も研究者のニーズであると感じました。

メーカー展示ブースでも、前処理の効率化、自動化に関わる物が多くありました。特に弊社においても販売実績のある自動化ロボットについても、日進月歩のテクノロジーについて、実機を見ながら質問できて、とてもいい経験になりました。

我々は、今まで以上に前処理から分析、解析に至るまでのトータルでの提案が必要であることを感じるとともに、更なる情報収集、勉強の必要性を感じました。普段の営業では学ぶ事のできない知識を得られることができ、大変、自身にとって参考になりました。
最後に、この様な機会を与えていただいた会社に感謝したいと思います。

担当 東京営業所 K.M

医薬、食品、環境、材料、バイオなど、様々な分野で使用される分析機器・理化学機器および各種消耗品のことなら中部科学機器へ

お電話でのお問い合わせ
メールでのお問い合わせ
Page Top