トヨタ計測ソリューションフェア ’17

#レポート2017.10.16

月日:2017年9月13日(水)~15日(金)
会場:トヨタ自動車本社 本館ホール

 9月13日(水)から15日(金)の3日間、トヨタ自動車本社 本館ホールにおいて「計測ソリューションフェア’17」が開催されました。世界に先駆けた計測ツールの提案と題して14種類のカテゴリー、180のブースにて形状計測・温度計測等の計測に特化した展示がされ、3日間を通じて7500名近くの方がご来場され、昨今の次世代水素燃料や自動運転など様々な分野において賑わいを感じました。

弊社は、品質精度向上という課題解決の為、2ブースにてコーンズテクノロジー製品の展示をいたしました。各ブースとも200名以上の技術者の方々にお立ち寄りいただき、各技術者様方より、大変好評をいただきました。展示しました2製品をご紹介させていただきます。

① 超高速赤外線カメラ FAST M3K
TELOPS社の高速赤外線カメラのFAST‐IRシリーズでございます。世界初の超高速を謳い文句に、最大データスループットは1Gピクセル/秒以上で、フルフレームで最大3000fpsの熱画像の取得を実現し、サブウィンドウにより100,000fps以上の高速取得の可能にしました。又、放射温度の正確度が全レンジにわたり1℃を保証しており、エンジン内の燃料噴射の観測や、鋼棒の引張試験の温度分布の観測など様々な事例で使用されております。さらに特殊フィルターを使用することにより、従来できなかった炎越の測定や、CO2等の気体の測定も可能になりました。今回もこの2つの相談案件が多く、今後デモ機を使用しての測定依頼が立込んでいる状況です。

② 高分解能3D表面粗さ計 FocalSpec Oy
昨年に続き展示いたしましたFOCALSPEC社の高分解能 表面形状計測装置でございます。超高速でサブミクロンの精度を実現したオンライン3D測定装置で、従来の表面粗さ計では計測できなかったサンプル(光沢仕上・透明)も測定可能です。表面角度変化への許容性が高く、傾斜表面にも適応があり、2D/3Dの同時測定も可能にしました。皆様からのご質問が特に集中したのが傾斜表面の測定です。従来できなかった円筒状のサンプルに対するご質問が多く、非常に多くのサンプル測定依頼もいただきました。

今回、出展させていただいたことで、非常に多岐にわたるお客様の相談をお受けし、現在の自動車業界の最新の動向とニーズを感じました。計測装置、分析装置は業種が違っても、技術者様の困りごとの内容に共通性があるため、アイデア一つで横展開が可能です。今後も常に新しい目線をもって、営業活動に取り組んでまいりたいと思います。

担当:名古屋営業所 Y.K.

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