日本法中毒学会第35年会

#レポート2016.07.09

月日:2016年7月1日(金)~2日(土)
会場:大阪産業創造館

2016年7月1日(金)から2日(土)にかけて、大阪産業創造館にて「日本法中毒学会 第35年会」が開催され、弊社取扱い製品の展示を行いました。
昨年に九州大学医学部百年講堂で開催された法中毒学会同様に、UCT(United Chemical Technologies)社製品、Kura Biotec社製品をメインにバイアル瓶等クロマト関連消耗品、またザルトリウス社様にご協力頂きピペット、純水装置も出展いたしました。

学会発表内容はやはり危険ドラッグや、麻薬、覚醒剤などの薬物に関する分析の発表が主になります。UCT社製品は、アメリカ、ヨーロッパでは法医学分野のSPEトップシェアメーカーですが、まだまだ日本国ではUCT社の認知度が低いのが現状です。既に導入いただいているお客様からはご評価をいただいており、ご満足いただけております。またUCT社はQuechersを開発したメーカーでもあります。法医学・薬毒関連への応用例は他社に比べて少ないですが、お客様が簡便かつスクリーニング的な手法のお手伝いを出来るよう定期的な情報発信をしていきたいと思います。
またKURA BIOTEC社の加水分解酵素は、最適温度が高温(60°以上)で使用が出来るため、少量、短時間でのサンプル前処理を実現できる加水分解酵素です。グルクロナイズ活性とサルファターゼ活性タイプを両方持ったタイプは他社製品でもございますが、高温での使用が出来るのはKURA Biotec社製品になります。
一緒に展示しましたザルトリウス社は、日本国内では天秤メーカーとして非常に有名ですが、ピペット、純水・超純水製造装置、フィルター製品、微生物測定装置なども取り扱っており、天秤とピペットの校正サービスも行っております。
展示品の超純水装置アリウムmini plus UVは1日約10L の超純水を提供するコンパクトに設計された超純水システムで、幅わずか28cmというスリムな本体は、ほぼすべてのラボ環境に適しています。外気に触れることのないクローズされたバッグタンクシステムは、水質の二次汚染を防ぎ、長期的に一貫した水質を保ちます。
新商品のTactaは、人間工学に優れたピペットで、長時間使用しても負担にならないよう、プッシュボタンが軽く、容量ロックのオン・オフを片手で切り替えることができます。また、チップの脱着時に勢いを抑えてチップが外れるようになっているため、試薬飛散、コンタミを起こしにくいよう設計されています。使用感、結果の信頼性をしっかりと考えられたピペットで大変好評でございました。

弊社取扱のシラノール処理済みバイアル瓶、またキャップのサンプルのご依頼も多数頂戴しました。

私は、学会の出展参加が初めてでしたが、お客様だけでなくメーカーとの交流も広げることができました。またお客様から普段の営業活動とは異なる情報交換をし、距離を縮められることができたと感じております。今後もこのような学会に積極的に参加し、お客様のニーズにあった新しい製品をご紹介していきたいと思います

担当:大阪営業所 Y.M.

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