みる・はかる・未来へつなぐ科学機器展 ~東海サイエンスパーク2022~

#レポート2022.06.13

月日:6月2日(木)~4日(土)
会場:名古屋国際会議場


 4年に一度名古屋で開催される科学機器展に参加しました。
JASISとは異なり、本展示会は主に東海地区の科学機器・分析装置の販売店がメーカーを出展しているブースが目立ちました。販売店主催のブースにもメーカーの担当者の方がいる場合が多く、機器の具体的な説明を聞く機会も出来ます。実機の展示が多く、中にはその場で実際に稼働している装置もあるなど充実した展示内容でした。メーカー主催の出展会場には最新製品の発表カタログやデモ機の展示などもあり、特に国内メーカーは展示してある装置数は多かったです。

自動車産業の発達している東海地区での開催ということもあり、部品観察や物性試験、無機分析等の工業系のユーザーに向けた紹介が多く、また近年のトレンドである燃料電池開発や樹脂の開発にフォーカスした展示も多く、発表されている新製品も燃料電池開発のためのアプリケーションがあるなど、地域のユーザーニーズに着目していました。
 これからの分野を担う最新技術のほか、消耗品やラボ用品の紹介もあり「ラボのちょっとした困りごと」を解決できるような展示ブースもありました。

日本分光(株)のブースではハンディタイプのラマン分光光度計であるパームトップラマンの展示がありました。こちらはハンディタイプですが、バイアル瓶をセットしての測定や工場ラインへの組み込みが可能であり、更に同社の新型IRにアクセサリーとして着脱する運用方法もあるなど活躍の場が広い装置であり、従来装置に比べラマン測定に潜在的なニーズのあるお客様への新しいアプローチができるのではないかと感じました。また、最新機器のほかに分光光度計V-780のなどの汎用機も幅広い展示がありました。
JASISに比べて規模が小さいこともありお客様やメーカーの方々との距離が近いため、気軽に商談をすることのできる展示会であるように感じました。

 また最終日の土曜日は、平日に参加出来ない方、初の試みでお子様連れでもご来場いただけるようファミリーデイ企画もありました。今までにない展示会だったと思います。

 今回の展示会内容で得た新たな情報やソリューションをお客様に展開し、ニーズに応えた営業活動をしていきたいです。

名古屋営業所 営業 C.A.




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