JASIS 2022

#レポート2022.09.15

月日:9月7日(水)~9日(金)
会場:幕張メッセ国際展示場

JASIS2022

JASIS2022

JASIS2022

 9月7日~9日に開催されたJASIS2022に参加しました。
昨年と比べて会場の広さは縮小されておりましたが、コロナウイルス流行以前を思い出させるような活気を感じることができました。
各メーカーは気合を入れて機器の説明や講演を行っており、私もこの業界に対する興味、関心が更に沸いてきました。

 非常に興味のあった装置は、弊社が代理店をしておりますサーモフィシャーサイエンティフィック社のJunoです。
こちらの装置は何かというと個体直接分析が出来る元素分析装置。ICPだけでなく、ICPMSにも繋ぐ事が出来ます。試料に高速のレーザーを当て微粒子を発生させる事により、測定可能になりました。レーザーアブレーションではありますが定量分析が可能です。以前までは定量分析は出来なかったが、それを実現した装置となっており、固体サンプルも測定可能です。また固体だけでなく、なんと液体や粉、全血も測定可能です。
逆に何が測定できないのか?と説明員の方に聞いた所、「測定できない物を探している最中です。」と回答があり、非常に驚きました。
通常は測定前に前処理が必要であったり、廃液が出たり、試薬が必要であったりするのですが、それらも必要ないので時間短縮、効率化に繋がります。また、危ない試薬を使う必要がないので人体への影響も回避する事が可能です。

 二つ目に日本分光のパームトップラマン分光光度計です。
私の中でラマン分光装置といえば大きなイメージがあったのですが、手のひらに収まるサイズという事が衝撃的でした。
操作もプローブを試料に押し当ててフォーカス合わせをし、ソフトを起動するとすぐに測定が可能です。光軸調整や焦点調整などの細かな設定は不要なので、初心者の方でも取り扱いやすいとの事でした。

 他にもコンタミがしにくく再現性が高い卓上型のビーズ粉砕機や、1秒で測定可能な非接触、非破壊、顕微で膜厚を測定する装置など、まだまだ私の知らない機器やシステムが沢山ありこの業界の進化は止まる所を知らないなとあらためて感じました。

 コロナ禍でお客様も展示会に中々行けない状況なので、今回吸収したホットな商材をお客様へPRし、メーカー・弊社・お客様と皆様でメリットを感じて頂けるよう日々の営業活動へ力を入れてまいります。

名古屋営業所 営業 I.M.

医薬、食品、環境、材料、バイオなど、様々な分野で使用される分析機器・理化学機器および各種消耗品のことなら中部科学機器へ

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