エコステージ認証取得に向けて - vol.3 認証! -

#会社情報2013.04.23

月日:2013年4月
前回レポート:エコステージ認証取得に向けて -vol.2 活動-

 平成25年3月27日、エコステージ1認証を取得。
昨年10月のチャレンジ宣言から5ヶ月、全社で取組んだ活動において「登録評価」を得ることができました。

● 「エコステージ」との出会い
「環境マネジメントシステム(EMS)」 の認証取得にむけた活動は、今回が初挑戦でした。これまでもビジネスセミナーなどで EMSに関する情報は得ていましたが、実際に活動を起こそうとした時、「認証システム」の中で、当社の企業規模、事業活動に最も適していると考え選んだのが、この「エコステージ」です。

● 取組みの目的
「環境経営システム」の積極的な理解と業務品質の向上。
「専門商社」である当社は、製品・サービス・情報をお客様へ提供します。企業規模は中小企業ですが、お取引先様は大手メーカーや国・自治体、大学など著名な企業・機関が数多く、法人取引では対等な責任を持って事業活動を行います。規模に関わらず、お取引先様に信頼頂ける企業でなくてはいけません。当社の業務品質をお客様により理解頂くため、その積極的なアプローチを目指し、「エコステージ認証取得への挑戦」を実行しました。
● 活動を通した意識変化
物品の製造や工程管理と異なり、営業活動・社内業務の品質は、なかなか形で表現できるものではありません。それを Traceability(追跡可能性)という考えをもとに業務の「見える化」を目指し、基本から見直しました。
「見える化」や「見せる化」は、業務改善などでよく耳にする言葉ですが、具体的にどのように業務に落とし込むか、当初は困惑しました。活動を支援頂いたコンサルタントご担当者から度々「Map化」 というアドバイスを受け、『社内/社外の仕事(情報)の繋がりを線で結び、一つの情報がどこから発せられどこを経由しどこに至るのか、またその情報量の分布』を知ることにより、潜んでいる課題が徐々に見えてきました。
「当たり前」に行われている業務が、本来の目的と違うルーチン化にされていたり、理由付けが不明の行動になっていたり。
《行動(起因)と成果》という考え方が「見える化」をより明確にすることも学びました。
「Vol.2活動」リポートで述べているように、

「Coaching and Training」
社員のスキルアップは、指導だけで終わらず習得するためのトレーニングをしっかり行い自発的行動に繋げること。
「Responsibility and Authority」
責任は、権限と共に与えられるものであること。
社員全員が向上していく為に、それぞれの役割責任を理解し自ら実行することが、成果への近道であることもわかりました。
活動が具体的になる中で、日々発生する業務に於いても「その情報は誰に返されるべきか」「その行動の起因・目的はなにか」「実行履歴を残しているか」など、自然な形で“Traceability”を意識した行動が見えるようになってきました。

● 「3S+A活動」
当社で数年前から取組んでいる3S+A活動は、「整理、整頓、清掃と挨拶」の実施推進。
目的は、ものを探す時間のムダを無くし情報共有化を推進して、清潔で快適な職場環境で、業務品質を向上させること。業務の「問題点を見出す感性」と「解決能力」を高めること。
図らずも「3S+A活動」がEMSの導入活動となったことは間違いありません。目指す方向が既に定まっていたことで、社員のベクトル合わせがスムーズに行われたのは確かです。
● 今後の活動課題
エコステージ1は 「登録認証」であり、課題解決への仕組み構築が出来たところ。まずはスタートラインに立てました。本格的な改善・向上はこれからです。活動をPDCAサイクルで浸透させつつ、改善できた課題・未達成のものをローリング方式で見直しながら継続的に取組み、着実に次のStepへ進んでいきたいと思います。

今後、企業として社会的に影響を及ぼす事業継承も重要課題と認識して取組み活動に加え、将来的に CSR体制の確立、そして「事業継続マネジメント」(BCM: Business continuity management) を経営システムに反映させ、より業務品質の高い企業に成長したい、と考えています。

担当 管理部 K.S

医薬、食品、環境、材料、バイオなど、様々な分野で使用される分析機器・理化学機器および各種消耗品のことなら中部科学機器へ

お電話でのお問い合わせ
メールでのお問い合わせ
Page Top