第10回アジア・オセアニア質量分析会議/第51回BMSコンファレンス
月日:6月22日(日)~25日(水)
場所:ANAインターコンチネンタル石垣リゾート
今年度のBMSコンファレンスは、「第10回アジア・オセアニア質量分析会議(AOMSC)」との合同開催として、6月22日から25日の4日間にわたり、石垣島のANAインターコンチネンタル石垣リゾートにて開催されました。 「From Bench to Beach(実験室からビーチへ)」というテーマのもと、特別講演・基調講演・ポスター発表・ランチョン/ティータイムセミナー・企業展示・懇親会など、多彩なプログラムが実施されました。 弊社からは、東京支社より営業スタッフ3名、名古屋営業所より営業スタッフ1名の、計4名が参加いたしました。 今回参加した4名のうち、東京支社および名古屋営業所からそれぞれの営業スタッフ各1名名ずつの参加レポートを下記に掲載いたします。 それぞれの営業スタッフが参加して印象に残った講演内容の要旨について、下記に掲載いたします。 |

今回のBMSはAOMSCとの合同開催となり、昨年のBMSと比較して、質量分析装置メーカーの出展が大幅に増加した点が大きな違いでした。昨年は島津製作所の新ラボで開催されたこともあり、国産メーカーが中心となっていましたが、今回はThermo、SCIEX、Waters、Brukerなど、海外の大手質量分析メーカーが一堂に会し、会場は非常に活気に満ちていました。
さらに、海外メーカーからはアジア地域の責任者の方々も多数来場され、ASMSの新製品情報の紹介も行われていました。国際学会という背景もあり、グローバル展開に力を入れている各社の熱意が強く感じられました。
参加者には海外の方も多く、日中の講演では日本人と外国人がほぼ半々、懇親会では約7割が日本人という構成でした。日本からの参加者では、学会運営スタッフとして京都大学や大阪大学の関係者が多数来場しており、理化学研究所などの研究機関や民間企業の方々も見受けられました。特に大学生の参加が多く、学生にとって最新の研究に触れられる貴重な機会となっており、ここから未来の研究者が育っていくと思うと、質量分析分野の今後に希望が持てました。
本学会では、講演に加えてポスター発表も数多く展示されており、午前と午後でポスターが張り替えられる光景を見て珍しいと感じました。内容としては、質量分析そのものだけでなく、前処理や解析方法など測定前後の工程に焦点を当てた発表も多く、分析における各プロセスの重要性が改めて示されていました。
会場には、カラムやシングルセル抽出用ロボット、ソフトウェアなどを扱うメーカーのブースも並び、担当の方々から直接話を伺うことができ、大変勉強になりました。
講演の前後や懇親会では多くの方々と名刺交換をさせていただき、交流の機会を得ることができました。開催地がリゾート地・石垣島だったこともあり、会場の雰囲気は非常に穏やかで、緊張感が和らぎ、皆さんととても話しやすい空気が生まれていました。研究の話題のみならず、趣味などのプライベートなお話も交えることで、お話しした方との距離が縮まりました。また、普段なかなかお会いできない方々とも交流し、弊社のPRをすることができたことは、非常に価値のある経験でした。
今回得られた多くの出会いと機会を逃すことなく、ハングリー精神を持って営業活動を展開し、お客様と末永い関係を築いていきたいと考えています。
担当:東京支社 N.T.

沖縄・石垣島で開催された「第10回アジア・オセアニア質量分析会(AOMSC2025)」に参加し、最新の質量分析技術や研究動向に触れることができました。アジア・オセアニア地域の研究者が一堂に会する国際的なイベントであり、発表はすべて英語だったため、翻訳しながらの聴講にはなりましたが、大変貴重な経験となりました。
本学会では、質量分析技術の最前線を共有する場として、基礎研究から応用科学に至るまで、幅広いテーマの発表が行われました。会期中の4日間は、基調講演、ワークショップ、ポスターセッションなどが行われ、健康・安全・自然科学の進展に貢献する最新トレンドも紹介されました。また、実機展示を行っているメーカーもあり、装置の特徴について直接ヒアリングすることができました。
開催地の石垣島は、青い海と豊かな自然に囲まれた美しいリゾート地で、非日常的な空間のなか、充実した4日間を過ごすことができました。科学とリラクゼーションが見事に融合したAOMSC2025は、盛況のうちに幕を閉じました。
今回が私にとって初めての学会参加でしたが、最新技術に触れることでビジネスの可能性を感じることができました。来場者の中には少数ながら、私の営業エリアである東海圏のお客様もいらっしゃり、名刺交換の機会にも恵まれました。
既存のお客様の中には大手化学メーカーも含まれておりますので、今後は積極的に質量分析装置などをPRし、性能や知識面で弊社を選んでいただけるような営業活動を展開していきます。
担当:名古屋営業所 I.M.
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