JASIS2025

#レポート2025.09.10

月日:9月3日(水)~5日(金)

場所:幕張メッセ国際会議場


2025年9月3日から5日の3日間、幕張メッセ国際展示場にて開催された「JASIS2025」に初めて参加させていただきました。
初めての展示会参加ということもあり、普段馴染みのない分野や測定装置など、多くの実機展示を一度に見聞きできる会場の規模に圧倒されました。先輩方に同行いただき、実機を見ながら装置の説明を伺ったり、メーカーの担当者をご紹介いただいたりと、この業界について理解を深める非常に貴重な時間となりました。

会場では「ロボット」「自動化」「AI」などのキーワードが飛び交い、PFASの規制化に関する関心も高まっている様子が印象的でした。

各メーカーの展示装置の中で、特に他社にはない性能が際立っていた新製品2点をご紹介します。

•島津製作所「走査電子顕微鏡 SUPER SCAN SS-3300」
チェコ共和国のTESCAN社との共同ブランド「Shimadzu by TESCAN」の新機種であり、独自の光学系による高分解能観察、低真空下でもクリアな画像の取得が可能であり、豊富な分析オプションと高い性能が特徴です。

•パーキンエルマー「顕微IR Spotlight Aurora」
世界で初めて顕微IRに深度合成機能を搭載。市場最大となる高さ61mmの試料をATR法および反射法で測定可能です。繊維や電子基板などの試料に対しても美しい可視画像が得られ、3D表示にも対応しており、今後の性能評価が非常に楽しみな製品です。


会場内で開催されていたトピックスセミナーには、以下の2つに参加しました。

•「測定の不確かさ入門」
ISO/IEC Guide 98-3として位置付けられているGUM(Guide to the Expression of Uncertainty in Measurement)についての講演でした。標準偏差や一様分布、校正証明書を数式化して求める「標準不確かさ」など、難しい内容ではありましたが、個人的には非常に興味深く感じました。

•「科学機器入門セミナー」
堀場製作所、日本ビュッヒ、島津製作所、ダルトン、日本電子の5社による、各社の取扱機器に関する基礎的な説明が行われました。特に印象に残ったのは、日本ビュッヒより発売予定の「分取クロマトグラフィ」と新製品「Rotavapor R-180」です。業界経験の浅い方々にも非常に分かりやすい内容で、有意義なセミナーでした。


2日目の夜には、弊社からJASISに参加したメンバーによる食事会を開催しました。各拠点の営業担当者が仕事からプライベートな話まで、食事をしながら楽しく交流を深めることができ、私自身も他拠点の方々との親交を深める貴重な機会となりました。
最終日(3日目)は台風15号の影響により、予定よりも短時間の参加となりましたが、メーカー担当者へのご挨拶もでき、人脈を広げるという点でも有意義な時間でした。

今回のJASIS2025への参加は、私にとって非常に刺激的で、モチベーションが高まる経験となりました。今後もお客様にとって「最高のパートナー」となれるよう、お客様に寄り添った営業活動を心掛けてまいります。

担当:大阪営業所 Y.K.

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