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日本法科学技術学会 第25回学術集会

2019/11/14

月日:11月7日(木)~8日(金)
会場:中野サンプラザ

 

 




 

 2019年11月7日から8日にかけて、東京の中野サンプラザにて「日本法科学技術学会 第25回学術集会」が開催され、弊社取扱商品の出展をおこないました。
 

 日本法科学技術学会は設立当初は「日本鑑識科学技術学会」という名でしたが、「鑑識」という語句から警察の鑑識活動の範囲に限定される印象を与えかねない、ということで現在の「日本法科学技術学会」に名前を変更しました。もちろん各都道府県警の科捜研、科警研、麻取を中心とした学会ではありますが、学会には民間や大学の方も参加されており、今年も非常に盛況でした。

 

 弊社は今年で6回目の出展となり、分析前処理のUCT社製固相抽出カラム(SPE)& QuEChERS、KURA Biotec社製加水分解酵素(β-グルクロニターゼ)、クロマト関連消耗品、Omni社製「ホモジナイザー」のほかに、今年は新しくメンブレンフィルターや96ウェルプレートも展示しました。

 

 KURA Biotec社製加水分解酵素「BGTurbo」は、尿サンプル中の代謝物を加水分解するための酵素β-グルクロニターゼ商品の一つで、他社商品の倍以上200,000Units/mlの活性をもち、非常に短時間かつ室温での加水分解処理を可能にします。前処理時間と手間を大きく削減できることから、数多くの法医学系のお客様にご興味いただきました。
 
 UCT社はQuEhERCを始め様々は製品を取り扱っています。QuEChERSは、塩類や精製用の充填剤をサンプルとともに撹拌・遠心分離する分散固相抽出(dSPE)による試料前処理法で、その名称はQuick(迅速)、Easy(簡単)、Cheap(安価)、Effective(効果的)、Rugged(堅牢性)、Safe(安全)の頭文字を合わせたものです。もともとは食品の前処理として発表された手法ですが、ここ数年で法医学分野においてもQuEChERSを用いた発表が増えており、今回の学会でも本手法を用いた発表が数多くみられました。

 

 また特徴的な製品LipiFiltrはQuEChERSなどでの抽出後のアセトニトリル層から脂質除去をできるカートリッジです。

ナッツや油などの脂質の多いサンプルで、QuECheRES等での抽出で除去しきれない脂質を除去することが可能です。

またフィルトレーションの役割も果たすため、そのままLCMSMS等で使用するオートサンプラー用バイアルにコレクトできます。

 

 今年は特別講演に九州大学の先生と日本自動車研究所の方が招かれており、下記2題の発表がありました。
「キガリ改正の約束を実現するための地球温暖化係数の低い次世代冷媒の開発と熱物性計測」
「自動運転の開発動向と課題について」

法科学とは話題が異なりますが、ここ数年で進化をつづけている自動運転と、昨今の気象問題を受けての特別公演だったのかもしれません。

 今後は弊社もまったく新しい分野での展示も考えていきたいと思います。


東京営業所 山本 寛