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CS@NEWS

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日本法科学技術学会 第21回学術集会
2015.12.07

月日:2015年11月12日(木)~13日(金)
会場:柏の葉カンファレンスセンター
 

  


*Quick QuEchERS

 2015年11月12日から13日にかけて、柏の葉カンファレンスセンターにて「日本法科学技術学会 第21回学術集会」が開催されました。本学会は法薬毒物や法化学といった分析分野だけでなく、法工学、法心理、法文書といった様々な分野の発表および討論が行われ、毎年700名近くの関係者様が訪れ、賑わっております。

 弊社は昨年に続き今回で二回目の出展となりまして、前回同様、分析前処理製品のUCT社製固相抽出カラム(SPE)とKURA Biotec社製加水分解酵素(β-グルクロニターゼ)をメインに、今年6月に開催された法中毒学会で反響の多かったQuEChERSとザルトリウス社製品を展示いたしました。

 UCT社製SPEは塩基性・中性薬物用とTHC用の2種類があり、さらにその中でサンプルのクリーンアップ度合とメソッドの簡便性の差でそれぞれに3種類、計6種類を主製品としてラインナップしております。メソッドが簡便になればなるほど、サンプルのクリーンアップ度合は低下しますが、昨今は分析装置の堅牢性と高性能化が進んでおり、より簡便なメソッドの前処理がもとめられる傾向にあります。「Clean Screen Fastシリーズ」は従来のSPEとは異なり、通液させるだけでLC/MS分析が可能なレベルまでサンプルをクリーンアップできるSPEです。今後は本製品が従来のSPEに取って代われる製品になると期待しております。

 KURA Biotec社製β-グルクロニターゼは、現在国内で主流のカタツムリ由来ではなく、アワビ由来の加水分解酵素です。本製品は最適温度が60℃に設定されており、高温で使えることから、これまでオーバーナイトでおこなっていた尿の加水分解を数分~数時間でおこなうことが可能となります。また、グルクロニターゼ活性だけでなくスルファターゼ活性も高いMIXタイプもラインアップしており、昨今の危険ドラッグのようなどちらの抱合体を作るかわからない薬物の前処理に非常に適した製品となっております。こちらは多くの科捜研様からご興味いただき、すでにご採用いただいている科捜研様もございます。

 QuEChERSは、もともとは食品サンプルの前処理法としてUCT社が開発した製品です。しかし、昨今の前処理の簡便化、また未知のドラッグが増えたことによるスクリーニングの必要性から、海外では法薬毒・法医学の分野で採用され始めております。UCT社はアメリカ・ヨーロッパでは法医学分野のSPEトップシェアメーカーでもあります。すでに数多くの知見を持っており、今後はこのような学会を通じて日本でも広めていく必要性のある製品です。またカートリッジタイプのQuick QuEChERS は、処理の簡便さを象徴された商品です。*左写真参照

 ザルトリウス社製品は、超純水・天びん・ピペットの三種類をご紹介しました。なかでも法生物関連のお客様からは電動ピペットにご興味をいただくことが多く、また分注作業の多い方には電動マルチピペットにニーズがあると感じました。

 昨今、未知ドラッグの分析が主流となっており、抽出対象を絞らない液液抽出のメソッドが主流となりつつあります。このような傾向を踏まえ、今後はQuEChERSや「Clean Screen Fastシリーズ」のような簡便でスクリーニングに適した前処理法を提案していく必要性をより一層感じました。また、KURA Biotec社製β-グルクロニターゼはこのようなニーズに応えることのできる製品であり、今後も危険ドラッグ分析の前処理用加水分解酵素として多くのお客様のお力になれると感じました。

担当 山本 寛 東京営業所 

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